2022/12/26 12:38

日々進む「甘酒の研究」



発酵食品の研究は日々進んでいます。
米麹甘酒も様々な研究から成分分析、
効果評定が出されており、
生活の中で米麹甘酒はより身近なものになっています。

研究論文の紹介だけでは理解しづらいので、
できるだけ平易にお伝えしていければと思っております。

2021年2月、
長崎大学熱帯医学グローバルヘルス研究科の研究では、
細胞内にある5-アミノレプリン(5-ALA)が
コロナウイルスに対抗し効果があるということです。

5-ALAは36億年前から地上に存在する天然アミノ酸。
ヒトや動物、植物の細胞内で作られるもので
緑黄野菜や甘酒、ワイン、日本酒等発酵食品に
多く含まれる成分です。

コロナにおける抗体として私たちの
体の中で常に戦ってくれると安心ですが、
体内では生成される量は17歳をピークに
年を追うごとに減少してしまいます。

発酵食品に含まれる5-ALAは含有量(mg/1Kg)は甘酒6.0、
赤ワイン3.0、酒0.7と断然甘酒に多く含まれます。

しかし、その絶対量はこれだけでは少ないので
持続的な対抗力になるためには
日常的な摂取が必要になります。

日頃の食事の補助商品としての米麹甘酒の
摂取をおすすめする理由がここにあります。

5-ALAは10年以上前から抗ガン治療や
栄養補給食品で活用されています。

この5-ALAは抗発症化作用もあり、
細胞内ミトコンドリアの活性化を促しエネルギー代謝の
有効活用で疲労感の軽減が期待されている成分でもあります。


もう1つ新型コロナウイルスの感染症に対して行われた、
健忘症抑制の試験についてお話ししましょう。

これはマウスによる実験で、
一時的に記憶障害を引き起こす
スコポラミンという薬剤をマウスに使いました。

最初にマウスを2グループに分けます。
1つのグループのマウスには甘酒(20ml/Kg)を投与し
もう1つのグループには生理食塩水を投与してから
スコポラミンをそれぞれのマウスに投与し、
試験の前に練習させたプラットフォーム迷路での
遊泳実験をしました。

どちらのグループが正確にプラットフォームを
遊泳到着するかというもので、
甘酒投与のマウスたちは遊泳時間の短縮が認められました。
甘酒が健忘症抑制予防に役立つことが確認されています。

発酵食品や米麹甘酒を取り入れることで
ご家族皆さまの健康にお役に立てるよう、
本日も私たち酒蔵では丁寧に「米麹甘酒あまま」を造っています。

ぜひ一度「米麹甘酒あまま」をお試しくださいませ!