2022/09/27 12:00

「夏の疲れ 甘酒いかが」
これは読売新聞9月17日(土)のくらし家庭欄の見出しです。
健康面を重視した商品が続きます。栄養価や機能性を前面に打ち出した甘酒の紹介です。
さて、激しい日照りと豪雨にさいなまれたこの夏でした。皆さま、お疲れでした。「米麹甘酒あまま」で労を癒してください。

ところで先の新聞の記事では、メーカーがコロナ禍で消費者の健康志向が高まっているこの時に、甘酒の特色を強調することで販売につなげようとしているようです。
記事の紹介は別にして、ここでは米麹甘酒に含まれる効用を改めて案内してみましょう。
記事には「悪玉コレステロールを排除」とありました。

米にはタンパク質の10~15%を占める「プロラミン」という成分があります。
「プロラミン」とは、レジスタントプロテインという難消化性タンパク質のことで、便秘の改善やコレステロールの排出促進、肥満抑制の作用があります。
金沢工業大学の研究によると(2018年3月日本農業科学会での発表)、プロラミンの量が多いのは米麹とお米のみから作られた米麹甘酒だったそうです。
便秘改善やコレステロール排出効果が発揮されるプロラミンの有効量は、1日あたり113mgとされ、米麹甘酒ならばコップ一杯分(150ml)で、十分な機能性が見込まれるとのことです。

次の記事ではオリゴ糖が紹介されていました。
オリゴ糖は米麹甘酒に含まれているもので、ビヒズス菌などの腸内善玉菌のエサとなって善玉菌を増やす効果があります。
オリゴ糖を含む食品は、トクホ(特定保健用食品)として認められているものです。
甘酒100gに占めるオリゴ糖の量は3-7gといわれ、これは他の食物(野菜、果物など)の内でも多い方です。また、オリゴ糖を含む食品はあまり多くないので、オリゴ糖摂取を目的に甘酒を飲むのは理にかなっています。
また、レジスタントプロテイン=プロラミンと一緒に摂取することで、腸内環境を良くする効果があります。双方を兼ね備える米麹甘酒を飲むことで、より効果が高まります。
そして甘酒には植物性乳酸菌が含まれるので、腸内で善玉菌を増やすのに役立ちます。

また記事にはGABAの紹介もありました。
米麹に含まれるGABAはアミノ酸の一種で「r-アミノ酢酸」のことです。
体内で主に抑制系の神経伝達物質として脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝を高める働きがあります。
血圧を下げる作用もあるので、高血圧が原因で起こる脳卒中の予防にも有効とされています。
GABAは、体のリラックス作用と血圧を下げることをサポートするのです。
新聞の記事では、これらの作用を強調していたのですが、米麹甘酒は栄養の宝庫ですので、様々な成分をその時のご自分の体調に即してご利用頂けます。
夏バテには米麹甘酒。まず豊富なブドウ糖とビタミンB群、そして必須アミノ酸で疲労回復を図ってください。

記録的な暑さと、大雨・豪台風でこの夏を乗り切りました。その元気でコロナも乗り切りましょう。
元気で健康なご家族に「米麹甘酒あまま」は、ご家族の笑顔を届けようと思います。