2022/03/21 10:00

日本の人口は少子高齢化で、老人が増えています。
65歳以上の高齢者は人口の30%、その上2025年には5人に1人が認知症になるといわれています。現代では若い人でも認知症になる人がいます。
脳の老化は40代後半から始まります。

現代では、物忘れ外来の受診者の30%が軽度認知障害(MCI)と診断されているのです。
好きだったドラマや読書が楽しくなくなったり、やる気がなくなり集中力がなくなる、同じ話をすることが多くなる、食べ物や口座の暗証番号を忘れてしまうなどの事が続くと軽度認知障害(MCI)を疑う必要があります。
このような症状を「ブレインフォグ」といいます。脳の霧という意味です。認知症の症状の一つです。
このような状態を放置していると70%前後の方が4~5年以内に認知症を発症するといわれています。
「ブレインフォグ」が発症する原因は、脳の過剰な炎症や栄養不足、毒素が考えられています。

脳には「アミロイドβ」というタンパク質があり、この成分が脳を守ってくれるのですが、「アミロイドβ」が攻撃されると反対に脳を攻撃することになり、脳の炎症から神経細胞を侵し細胞が減り脳委縮することになります。
このような認知症の対策として、介護の必要な患者を診ている施設や病院では米麹甘酒を利用しているところが増えています。
「認知症状の重い患者さんに米麹甘酒を継続して摂取してもらったところ、便秘や下痢、飲食の改善と共に夜間の興奮状態の改善効果があった。」(香川県桑島内科医院、桑島靖子先生)
飲む点滴といわれるほど栄養価が高い米麹甘酒で、血圧や腸内環境改善されることで脳の活性化や認知機能の向上が報告されているのです。

脳の障害を防ぐのは米麹甘酒に含まれる「フェルラ酸」です。
「フェルラ酸」は、アルツハイマー型認知症を予防することが認められています。
アルツハイマー型認知症は、脳の炎症によって「アミロイドβタンパク質」が蓄積されることで脳の萎縮が進行し認知障害が起こります。
「フェルラ酸」は強い抗酸化作用を持ち、「アミロイドβタンパク質」の量を低下させる効果があり、癌や心血管疾患など酸化ストレスに関わる病気の発生を予防することが期待されています。
「フェルラ酸」は食物に多く含まれ、特にお米や小麦、食物繊維に多く含まれています。
米麹甘酒には「フェルラ酸」の含有が認められています。
米麹甘酒には多くの抗酸化物を含んでいるので、ブレインフォグや認知予防だけでなく美肌効果も期待できるのです。
コロナ、オミクロン株の後遺症にブレインフォグが報告されていますが、コロナ、オミクロン株の後遺症にも役立つと思われます。

私たちの命、生活のために体と脳を守り、健康に幸せに生きるためにこそ米麹甘酒をおすすめする次第です。
認知症と甘酒というとピンとこない方も多いと思われますが、米麹甘酒は人類の産んだ発酵食品として長く人々の健康に関わってきました。
生活の一つとして、末永く「米麹甘酒あまま」をご愛飲ください。