2022/03/14 16:13

血圧計でご自身の血圧を測る人は多いのですが、その数値を見てどのような意味があるか考えたことがあるでしょうか。

私たちの心臓はポンプのように収縮と弛緩を繰り返し、血管に圧力をかけ動脈を介して全身に酸素や栄養を届けます。
血圧とは心臓から送り出した血の流れが、血管の内壁を押す力(圧力)のことです。
血圧計で測るのは「最高血圧」と「最低血圧」ですね。
「最高血圧」(収縮期血圧)とは心臓が収縮して血液を送り出す時に血管にかかる圧力で
「最低血圧」(拡張期血圧)とは次に送り出す心臓が拡張している時の値です。

この血圧は常に一定ではありません。
時間や季節、また年齢によっても違います。
正常といわれる血圧は、リラックスした状態で決まった時間に測ることをおすすめします。
運動をした後や、精神的にいらいらした時に測ると数値が違ってきます。
春から夏は気温が上昇し血圧が下がり、秋から冬には気温が下がり血圧が上がります。

高血圧といわれるものはなかなか自覚しづらいもので、高血圧患者といわれる人の33%は自分が高血圧であることに気が付いておらず、その数は4300万人といわれています。
そのまま放置しておくと心臓や血管に負担がかってしまい、脳卒中や心筋梗塞、心不全につながるのです。気が付いた時には症状が深刻化しているケースが多いのです。
日本人の3人に一人が高血圧といわれており、世界的にみても高血圧は急増していて、WHO(世界保健機関)によると25歳以上の3人に一人が高血圧であるといわれています。
これには生活環境(運動不足、肥満、睡眠不足等)、食事(肉を中心とした洋食や食塩摂取過多、アルコールの摂り過ぎ等)、その他にストレスを含め色々な要因によるのです。

血圧に関しての関心は極めて最近の事なのです。
米国のルーズベルト大統領がヤルタ会談の2か月後脳出血でこの世を去ったのですが、その時の血圧は300/190mmhgだったそうです。
日本で高血圧がリスクとして調査が始まったのは1950年頃で、米国の保険会社が保険金設定のために血圧測定を始めたのが最初で、歴史的には半世紀強というものです。
当初は「年齢+90」を最高血圧とするアバウトなものでしたが、その後色々数値を変え今日では「130/85mmhg」を基準範囲としています。
ただ、これは健康診断レベルで「スーパーノーマル」な人、つまり健康人の標準という判断基準で、将来を含め病気に対するリスク評価ではありません。あくまでも参考値であり、個々の人に対してはそれぞれの基準値を設ける必要があります。
それぞれの生活環境、食事、季節が考慮されなければなりません。つまり、基準に振り回されず自分の生活環境、食事をベースに健康な血圧を把握するということです。

ところで血圧に関して、米麹甘酒は大きな力を持っています。
米麹に含まれるペプチドは、血管を収縮させたり血流量を増やして血圧をあげるアンジオテンシンⅡという物質の発生や作用を抑えるので血圧の調整に役立ちます。
また、米麹甘酒にはGABA(r-アミノ酸)があり、同じく血管を収縮させ血圧をあげるノルアドレナリンを抑えてストレスを和らげリラックス作用があり、血圧を下げる効果があります。
その他、代謝効果がすぐれた「酵素」も血管の保護には効果があります。
このような米麹甘酒を飲む時には生姜と併せて飲むと効果的です。
生姜には「ジンゲロール」という辛み成分があり,抹消の血管を開いて血流を良くして血圧を下げる効果があります。甘酒のペプチドとの相乗効果が期待できます。
また、生姜の皮も利尿作用があり尿で血液中の塩分を排出する成分を含んでいます。
甘酒にはカリュウム、カルシュウム、マグネシュウムも含んでいるので、これらミネラルは塩分(ナトリュウム)を排泄する効果もあります。血管を守るのです。

血圧を「正常」に保つためには、日頃測定してご自身の「正常値」を持つことです。
これには年齢や季節、時間によります。
正常にするということは、病気のない健康体でいるということです。
そのためにも、日頃の生活習慣と食事が大きく影響します。

そんな健康な生活を「米麹甘酒あまま」は体の中から応援します。
今日も「米麹甘酒あまま」をお飲みください。
健康は持続して作るものです。毎日の健康管理をお忘れなく。