2022/03/05 18:39


3月になりました。
3月は弥生(やよい)と呼ばれ、草木が生い茂る月として「いや生(おい)が語源といわれます。
3月は古くは花月や花見月、桜月などとも呼ばれ春を期待する月名となっています。
古代ローマの暦において、年の最初の月は現在の3月にあたっていました。

3月の最初の行事は3日のひな祭りです。
人形を川に流して厄払いをする行事がやがて飾り雛となり、桃の節句と合わせて祝われるようになりました。
ところで、今人気のサムギョプサル(豚バラ肉三層の焼肉)ですが、韓国ではその3に因んで3月3日はサムギョプサルデーになっています。

3月5日は、2022年度は啓蟄(けいちつ)の日です。
春が訪れ眠っていた虫が地上に出てくることで、少しづつ暖かさを感じる季節の言葉で二十四節句の一つです。
二十四節句はご存知の方も多いと思われますが夏至と冬至を軸に、太陽の動きを元にして生まれた季節用句です。
2022年は3月5日から19日が啓蟄の期間です。

3月14日はホワイトデーです。
2月14日のバレンタインデーは古代ローマの僧バレンタインが起源ですが、日本では戦後に産業促進としてメーカーの戦略の下作られたものです。ホワイトデーは海外にはほとんどありません。
それでも日本ではバレンタインのお返しとして恋人や友人に返礼することで会話の糸口になっているようです。

春分。
2022年は3月21日です。二十四節句の一つとして昼夜の長さが同じになる日です。
国民の祝日で、昭和23年「国民の祝日に関する法律」により「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として祝日に制定されました。
長かった夜の冬を終え、だんだん昼が長くなる春をよろこぶ祝いの日です。
仏教では「春季彼岸会」にあたります。墓参りや先祖供養の法事があります。
彼岸は春と秋の二回あり、春分と秋分を中日(なかび)とし、前後をそれぞれ3日間を合わせた7日間をのことを「彼岸会(ひがんえ)」春は「春のお彼岸」と呼んでいます。
最初の日を「彼岸の入り」(2022年では3月17日)、最後の日を「彼岸明け」(同23日)といいます。

春のはじめに鳴る雷を春雷(しゅんらい)といいます。春のおとづれを伝えるめでたぃ雷とされています。

お花見の季節です。古くから梅や桃からはじまり、萩などの花の満開を楽しむ宴がありました。
桜がお花見の宴となったのは、平安時代の嵯峨天皇が催した「花宴(かえん)の節」といわれ、
その後江戸時代の庶民の間で花見として広がりました。

その月々、節々に庶民の愛した季節感が散見されますが、古くから伝わる伝承も含め季節を楽しむことは健康な精神を頂く私達への心の贈り物かも知れません。
季節を楽しむ健康な体も必要です。

健康な心と体、そしてご家族の健康を支える「米麹甘酒あまま」でお楽しみください。