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2022/02/21 09:00
楽しい生活を送るためにも健康でいる事は大切な事です。
私達は健康について生まれてから死ぬまで健康が付いてまわります。
健康に成長するために幼児からの成長・青年期。健康に仕事をする壮年期。健康に生きる老年期。
今、日本人の平均寿命は伸びていて女性87.45歳、男性は81.41歳(2019年)になっています。
ところが「健康」寿命では女性75.3歳、男性72.68歳です。この差は「介護生活」になります。
したがって、生涯にわたって健康でいる事は家庭生活での重要なポイントになるのです。
私達は普段それほど健康について考えていませんが、この「健康」を医学・医療の面からどう見られているのかを知ることも必要かもしれません。
医療では中国、インド、イスラム、西洋と大きく分けられます。
西洋では中世まで「病気は神からの贈り物」と考えられ積極的に治療はしませんでした。
ルネッサンス以降人体の解剖が行われ、様々な薬が開発されるといった医学の発展があり科学の発展と共に進化してきました。
解剖を基本と考えると、人間の体は物の集まりとみなされています。したがって悪いところは取り除く=切除するという考え方になります。
体や心が、ある一定の状態を守ることが健康であり、一定の状態から外れたら病気ということです。一定の状態、これは数値で置き換えることができます。
例えば体温では「平熱が正常値(基準値)」で、熱が上がると異常で平熱に戻すという考えは血圧や赤血球数など数値・数字で人間の健康を考えることになります。
したがって西洋医学では対処療法が支流で、「病院」の目的・役割は怪我や病気の治療が目的で、治療が済むと退院となります。「病気」以外は「健康」と考えられているのです。
体の部分に対する対処は、部分に対する成分の集中投薬治療にも似たサプリメントにも言えます。
もともとサプリメントは、例えばアメリカでは病気にかかると高額な医療費が必要となるため日頃の健康維持が必要で、薬より安いサプリメントが普及したという事情があります。
日本では1990年代から広がり始め、1996年アメリカの外圧により規制緩和が図られ、2015年には機能表示食品制度が始まり機能性を表示したサプリメントが増えることになりました。
ただ、サプリメントは一般食品とは違い治験を必要とする医薬品とは異なるもので、日本では法律や行政において明確な定義はありません。
2013年12月アメリカの研究者によって、栄養不足の無い人にとってサプリメントは効果はなく、物によっては疾患のリスクを高める可能性があるという報告がなされています。
ところで、中国をはじめとして東洋では健康に対して人間の体を自然の一部として考え、もともと持つ自然治癒力を高め体のバランスを正常に戻すことで未病の段階から体のバランスを保つことを考えます。この「未病」という考えは西洋にはありません。
そして、体の中の全てのものは絶えず変化し、絶えず変化する状態こそが健康であるとします。
私達の体や心は食事や住まい、天候、人間関係などにおいて常時体外から様々な影響を受けています。また、加齢や体質の変化、疲労やストレスといった体内からの影響も受けています。
これらの影響に対して、変化に順じて自然治癒力が働き常に健康を保っています。
心と体のバランスを整えるのが東洋的な健康に対する考え方です。
したがって医療とは、その人の然治癒力の働きを高めることで、医療・医者とはそのサポート役です。指圧、あんま、マッサージ、針などはそのような考えから古代から続いています。
実は、医学の祖と言われるヒポクラテス(紀元前370年頃のギリシャの医者)も同じ様なことをいっています。
「私達の内にある自然治癒力こそ、真に病を治すものである。」「医者はこれを手助けするものである。」
「心に起きることは全て体に影響し、体に起きることもまた心に影響する。」
「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ。」
「食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか。」
現代では洋の東西を合わせた全身根本療法、全体は部分の寄せ集めではないという価値観が広まっています。私たちの健康を考えることは、私達自身にかかっているのです。
健康とは、私たち一人一人が自らの自然治癒力を高めるために食事や環境にもっと心を配ることから始まります。そのためにも笑顔のある団欒は必要です。
人間の産んだ発酵文化の落し子、米麹甘酒は体の内側から健康を支えています。
「米麹甘酒あまま」は、そんな皆様・ご家庭の健康のお手伝いをいたします。