2022/01/14 13:33

お正月も三カ日も過ぎ、お屠蘇(おとそ)気分もそのままにお仕事に励む日常が始まっているのかもしれません。
それでも、お正月そして1月は年の初めとしての甘酒が大切な期でもあるのです。

お正月には初詣に多くの神社で甘酒を飲むのは理由があります。
一つには寒い冬、甘酒には冷え性の改善に効果があるからです。

正月の神社で振る舞われるのは米麹甘酒です。
含まれるブドウ糖はエネルギー源となると同時に体温を保つ働きがあるので、甘酒をのむことで身体の冷えを防ぎ血流の改善に役立っているのです。
また、日本書紀に記されているように天照大御神が孫のニニギの命にお米を与え、ニニギの命が地上に稲を植えてお米を繁栄させました。
そのお米から造られる甘酒が神からの授かりものと考えられてきました。したがってお米から造られるお酒がお供えされるのも同じ理由からです。
神棚にウイスキーやビールがお供えされることはありません。
甘酒は冷え性だけでなく、疲労回復や美肌にも良く、オリゴ糖や食物繊維で腸内環境を整えることができます。
そのような効用を知っているので、神様に感謝する気持ちと同時に神様から賜ったお米―お酒―甘酒をお供えするのです。
特に米麹甘酒はノンアルコールなので、老若男女問わず飲むことが出来るので広く振る舞われてきたのです。
※酒粕で作られた甘酒は、微量ながらアルコールが含まれますのでご注意ください。

一月は暮れの忙しさを癒すための新しい月でもあり、米麹から造られた甘酒は栄養価も高いので健康の回復と健康維持のためにと良く飲まれています。
また、一月は春を迎える月でもあるので、新しい年の初めに春を迎える心身の心構え身の素づくりの月とも考えられています。
米麹甘酒のコウジ酸は抗酸化作用もあり肌の老化を防ぎ、多く含まれるブドウ糖でエネルギーを蓄える効果もあります。全身の活性化です。
正月には甘酒が飲まれるという理由、お判りでしょうか。


新しい年に当たり正月の歌を紹介しましょう。

正月(むつき)立つ 春の初めにかくしつつ 相し笑みてば 時じけめやも      大伴家持
家持は、正月の春の初めにこのように笑い合うのは楽しいことだというのです。
家族が健康で笑顔で過ごすことがどれほど大切かということを暗示しています。

あたらしき 年のはじめは楽しかり わがたましいを 養いゆかむ             斎藤茂吉
 体が健康であれば心も豊かになります。そんな心を年のはじめに涵養したいというのです。
一月に年のはじめの思いは、迎える春と、笑顔笑いと、たましい・心の涵養と、そしてそこにあるは大切な家族と健康です。

改めて、今年もよろしくお願いします。
心身共に健康を願って米麹甘酒あままは、ご家族の笑顔作りに奉仕する製品としておすすめしてきました。
今年も米麹甘酒あままのご愛顧をお願いします。