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2021/11/24 10:58
お酒を飲んでいて気が付かないと思いますが、実はお酒も発酵し続けているのです。
市販に出すとき「火入れ」をして乳酸菌の一種火落菌を加熱殺菌し品質の保全を図るのですが、酵素は生きています。
日本酒・清酒は醪を搾って透明なお酒にしていますが、酵素は生きています。
古酒、100年酒造りもこのような酵素の働きを古酒の旨味に期待しているのです。
ところでカヤマ酒造ではどぶろくカヤマを販売しているのですが、実はこの酵素との戦いが今でも続いています。
どぶろくは日本酒で濾過される醪―麹発酵した栄養素に酵母を入れてアルコール化させるもとになるものーがそのままあるので、火落ち処理はしているのですが酵素発酵力は弱いとはいえ元気なままです。
したがって、お届けするカヤマのどぶろくに若干の風味の違いが生まれるのはご承知ください。
その違いとは風味というよりアルコール度の感覚の違いが大きいものです。
微妙な違いとは、発酵食品が生きていることで生まれるものです。
庶民に愛されたどぶろくは明治以降法律で禁止されているため、カヤマの店主は国税庁に掛け合い10年の歳月をかけ許可を取りました。
それも、既存の酒蔵が衰退する中、その防衛策として当局は新規の許可を出すことはあり得ませんでした。
やっともらった許可は「その他の醸造酒」になるのですが、カヤマの店主は一念発起して最高のどぶろくを造ることにまい進します。
庶民が愛したどぶろくを万人が納得し、しかも最高に旨いものとして提供したいという思いがこもっています。
お酒を審査する国税局の担当者もうなり、農林水産省の官僚が褒めてくれました。
2017年モンドセレクションで金賞を受賞しました。
その年8月、香港でのFoodExpo2017発表会では大好評で、NHKのニュースにカヤマブースが取りあげられたりもしました。
現在、カヤマ酒造は地産地消で千葉県内を販路としていますが特に米麹甘酒あままはJR総武線、京葉線、千葉路線のNewDays等々で売られており人気者です。
千葉県以外は(株)AsaTが全国へ向けた通販を行っており、これも健康を重視する愛好家から評判をいただいています。
発酵製品の普及を図る中でご理解いただきたいのは、発酵食品は酵素が生きているということです。
生命力の源なのですが、これが死んでしまっては効果も薄れます。
したがって出来立ての商品を美味しく頂くのは当然ですが、日置している製品もレモンや生姜等併せてその相乗効果と味を楽しんでもらいたいと願っています。
これはどぶろくにも言えることですが、若干のアルコールの進度が味覚に関わることがあるので、その時は炭酸で割ってみたりレモン等お好きなものを併せて楽しんでいただきたいと思うのです。
発酵食品は生きています。酵素の力をどぶろくカヤマスパークリング、そして米麹甘酒あままを日常のひと時の憩いの源としてまた健康の補給源としてご愛用頂きたいと願っています。
ご家庭の健康のために米麹甘酒あままをご愛飲ください。