2021/10/24 12:00


私達の腸の中には様々な細菌が棲んでいます。

その数は100兆個、種類は100種類以上です。

これらの細菌が腸内環境、しいては健康のバランスをとっているのです。

この腸内細菌が腸の壁に張り付いていて、それがお花畑の様なので「腸内フローラ」と呼ばれているのです。


その構成は、私達の健康バランスに菌の種類で善玉菌悪玉菌日和見菌に分けられます。


この日和見菌は、善玉菌が多いと善玉菌に、悪玉菌が多いと悪玉菌に付くという性質があります。

したがって腸内環境を整えるためには、悪玉菌よりは善玉菌が多い状態を保つことが必要です。

理想的な腸内フローラ=腸活には善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%がベストの状態です。


悪玉菌のほとんどはアルカリ性の環境で生き延びます。

悪玉菌は「ウェルシュ菌」「大腸菌」「ブドウ球菌」などが代表格です。

悪玉菌は腸内で悪臭ガスや有害物質を作り出し、便秘や下痢などを引き起こし腸内をアルカリ性にします。

実は、この悪玉菌は、腸内バランスが良い時にはおとなしいのですが、バランスが崩れると活発化します。


ところで日和見菌は、バランスを保つ時には善玉菌に、悪い時には悪玉菌に付くので、善玉菌を少しでも多くすることで日和見菌を味方にすることが出来ます。


善玉菌には「ビフィズス菌」や「乳酸菌」が代表格です。

善玉菌は糖分や食物繊維を消化し、乳酸や酢酸を作り出し腸内を弱酸性にします。

実は、この酸性が腸内環境に必要なのです。

善玉菌のビフィズス菌は、乳酸菌よりも100倍多く存在しているので体への影響は大きいのですが、共に大事な細菌となります。

ビフィズス菌は乳糖やオリゴ糖などを分解して乳酸や酢酸を作り、腸内の酸化を通して腸内の環境を整えます。

花粉症などのアレルギー症状緩和に力を発揮し、乳酸は炭水化物などの糖類を消化-発酵させ乳酸を作り、腸内の酸化を進め腐敗を抑え、腸の蠕動運動を助けて便秘をる効果があります。

善玉菌特にビフィズス菌は加齢による減少と、偏食や運動不足、ストレスにより減少します。

善玉菌は母親の胎内時から乳児期にかけて100%近く存在していますが、大人になるにしたがって減少します。中高年では10%程です。また、排便でも外に出ていきます。

人の排便内1g当たりの菌数はビフィズス菌100億個、乳酸菌10-100億個といわれています。

絶えず補給する必要があるのです。


発酵食品はその補給に最適で、例えば植物に由来する乳酸菌は味噌、醤油、漬物、キムチ等ありますが、発酵飲料の米麹甘酒もその力を発揮します。

動物由来にはヨーグルトや乳酸製品があります。

腸内善玉菌の必要が、ご理解いただけたでしょうか。

腸活=腸内フローラに善玉菌を増やし日和見菌を味方につけることで、腸内環境を整備してください。

毎日飲む米麹甘酒あままは、飲む人の期待を裏切らない腸活=腸内フローラを活性化させる健康飲料です。