2021/10/04 16:46


腸活がブームです。

健康は体全体で考えるもので、腸だけがブームになるのは一部のサプリメント提供企業のアドバルーンに近いものがありますが、腸の大事さを知るには良い機会かもしれません。

腸は栄養を吸収し老廃物を排出する臓器ですが、体の健康を維持する重要な臓器でもあるのです。

腸には体全体の免疫細胞の6割以上があり免疫作用の拠点でもあり、神経伝達物質を合成する機能があります。

幸福ホルモンといわれるドーパミンなどは腸で合成されますし、睡眠ホルモンであるセロトニンは95%腸で作られます。
また、腸内には沢山の腸内細菌が存在し、腸の花畑「腸内フローラ」と呼ばれる領域を作っています。
腸活の主眼は、この役割にあるようです。
腸には100兆個以上の菌が存在し、人間の体に良い善玉菌は2割、悪玉菌は1割、日和見菌といわれるものが7割あります。

この善玉菌を増やし、日和見菌を味方につけることが健康維持に必要な事です。
便通を良くし、肌のコンディションを良好にする善玉菌を活性化させる事、腸活のためには発酵食品と植物繊維を積極的に摂ることが勧められています。

体に良い善玉菌を含むものをプロバイオティクスといいますが、これには発酵食品があげられています。

発酵食品には乳酸菌やビヒズス菌、酵母菌、麹菌など善玉菌が含まれています。

善玉菌の栄養源となる物がプレバイオティクスですが、これには食物繊維やオリゴ糖があります。

この両方を備える事をシンバイオティクスと呼びますが、実は米麹甘酒にはこのシンバイオティクスが備わっています。

生活の中での食事では、味噌、納豆、キムチ、漬物やゴボウ、ヒジキなど、とりどりの食事を毎日バランスよく食べる必要があるのも、腸を活性化させるために必要な事です。
また、ビタミン特にビタミンB2やビタミンB6、ビタミンCは腸の善玉菌、乳酸菌やビヒズス菌の増殖を促し、よりよい腸内環境を作っていきます。


ところで、毎日の食事は大切なのですが、食べるものは何でも良いわけではなく、小麦などに含まれるグルテンは腸の炎症を起こすリーキーガット、腸のバリア機能を破壊することもあることは知っておくべきです。

便秘や下痢、肌荒れ、血糖値が上がりやすくなります。

パンやパスタ、うどん、ラーメン、揚げ物、ハンバーグやシチュー、カレーなどにも含まれています。

絶対食べてはいけないという訳ではなく、日を離して食べること、毎日食べるものではない事を肝にめいじるということです。

腸には神経伝達物質を合成する機能があるのですが、腸は「第二の脳」といわれるほど脳に次いで多くの神経細胞が集まっている器官です。

そのため、腸内環境が良くなると自律神経も整います。

自律神経や副交感神経が上手く働かないと頭痛や肩こり、不眠やめまい、慢性的な疲れや便秘を引き起こします。

腸の働きは大きなものがあるのです。


腸の活動を活発化させ、健康・健全な調整・管理の責任は生活者自身にあります。

家族、子供の健康はあなたにかかっています。

腸活が謳われる中、シンバイオティクス(善玉菌への最良の方策)機能を備えた米麹甘酒あままの役割を知っていただいて、ご家族の健康の必需飲料としてお供えください。