2021/08/24 18:10


皆様に愛される甘酒ですが、甘酒も爆発することがあるということを知っていましたか。

甘酒は健康と美容にとても効果があり人気急増中の飲み物です。

高血圧予防効果やコレステロール低下、ダイエット効果や美肌効果、疲労回復やストレス解消、安眠効果やアレルギー予防効果、ついでに抜け毛予防効果があり便秘予防にも効きます。
甘酒は万能ドリンクです。

その甘酒は米麹とお米から造られます。

麹でお米のデンプンを分解してグルコースに変え、アミラーゼという消化酵素が発酵・糖化を進め甘みを造ります。
このアミラーゼは古代巫女がお米を噛み、それ醗酵させてお酒を造っていました。
また明治期、科学者高峰譲吉が麹菌からアミラーゼ(ギリシャ語でジアスターゼ)を抽出して消化剤を作って広めた事は有名な話です。(タカジアスターゼ)。高峰譲吉は三共(現在の第一三共)製薬の初代社長になりました。


ところで、グルコースと乳酸菌が発酵の過程で増殖し泡が出て来て、その気泡が増えて密封容器が爆発することがあります。
甘酒の爆発とは、この発酵の結果です。
発酵が進み過ぎると気泡が発生して冷蔵庫の中でも爆発する危険性があります。
酒造工場から出される甘酒は火入れをして発酵を抑えています。しかし保存場所や温度によっては発酵が早まってしまうこともあるので注意が必要です。

最近は、手軽に造くれるというので家庭で甘酒造りをする人が増えています。その影響もあり、手造り甘酒を加熱していて爆発したという報告があります。

手造り甘酒は熱処理していないので酵素の発酵が早いのです。
そのため爆発することがあります。密封容器を放置していると危険です。
また、手造り甘酒は突沸(とつぷつ)にも気を付けなければなりません。
突沸とは液体の「加熱」現象により、沸騰が急激に発生して飛び散ることです。
液体が沸点を超えても沸騰しないで、この過熱状態での液体は極めて不安定でわずかな刺激で突然沸騰します。爆発です。
この突沸は、とろみがあり対流が起こりにくい状態ではカレーや味噌汁でも爆発するのです。
甘酒では60~70度を超すと酵素も死滅してしまい、栄養が摂れませんので加熱の温度も大切なんです。

蔵出し甘酒造りには温度管理の気配りが行き届いています。

手造り甘酒では熱処理がなされておらず発酵が早く日持ちが悪いのですが、蔵出し甘酒は3カ月は持ちます。

甘酒を美味しくいただくためには、造られて日もたたないうちが最適です.

蔵出し米麹甘酒あままは安心安全に頂ける健康飲料です。