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2021/08/18 10:33
飲む点滴といわれる甘酒は、何歳から飲んで良いという基準はありません。
ただ子供に関しては、一歳前後の離乳後後期からが良いだろうと言われています。
甘酒を飲むにあたって注意しなければならないのは、甘酒には二種類あるということです。
米麹甘酒と酒粕甘酒です。
酒粕甘酒にはアルコールが含まれているので子供には避けた方が良いです。
また、甘酒の中には防腐剤等の添加物を含んだものがあるので、添加物の有無を確認してください。
米麹で作られた甘酒は添加物を必要としないので、安心・安全にお飲みいただけます。
そして注意したいのが、甘酒にハチミツを入れて子供に飲ませたり、ハチミツだけを飲ませるのも危険です!
一歳未満の赤ちゃんは乳児ボツリヌス病にかかることもあるので、ハチミツや甘酒にハチミツを入れて与えないでください。
米麹甘酒はアルコールを含んでいない上に、米麹は米のデンプンを分解してできたブドウ糖やオリゴ糖が甘さを提供してくれます。
幼児には甘酒に馴れてもらうために、スプーン一杯程度の量から始め少しづつ与えるか、飲みやすいように少しお湯で薄めて飲ませると自然に馴れてくれます。
甘酒100g当たりのカロリーはジュースや牛乳よりも高いので、少しづつ与えるようにしてください。
ところで、安産祈願でお参りに行った妊婦さんに甘酒を提供した神社があったそうです。
いきな神社があるものですね。ただ、妊婦さんには米麹甘酒で母乳の出が良くなると言われています。
これは甘酒の成分に依ります。
甘酒にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、繊維質、葉酸などの成分と必須アミノ酸全種類が含まれています。
ビタミンB1は体内のエネルギーを産み出し、疲労回復の効果があります。
ビタミンB2は皮膚や粘膜の細胞を生成し、肌や髪の健康に効果的です。
ビタミンB6は体内の新陳代謝を促し、月経前病症候群やつわりにも効果があるというデーターがあります。
葉酸は赤血球を作る働きがあり、貧血の予防、胎児の発育を助けるので、妊娠初期に積極的に摂取することを厚生労働省が推奨しています。また授乳中にも必要な成分です。
必須アミノ酸は人が必要とする20種類のアミノ酸の中、体内で合成できない9種類のアミノ酸があり体外から摂取しなければならないのですが、米麹甘酒は足りないアミノ酸を補充します。
このような効果を踏まえると、子供には妊娠中から出産後母乳で育てる時にも甘酒が効果的であり、離乳後後期からは直接与えることで健康に成長させることが期待できると思います。
また、甘酒の与え初めは砂糖を控えて、おやつには甘酒で自然な甘味の入った蒸しパン作りや甘酒を加えたアイスクリームなど色々なおやつ作りも楽しむことが出来ます。
このように子供の成長と家庭の健康づくりに米麹甘酒はご奉仕することが出来ます。
今日もご家族で米麹甘酒あままで健康に乾杯してください。