甘酒には、脂肪を消化してエネルギーに変えるリパーゼという酵素や、代謝に働きかける酵素など幾十種類もの酵素が含まれています。

このような栄養満点の甘酒は、夏バテ対策にはうってつけの飲み物ですが、暑い夏に冷たくして飲むのも楽しいものです。

甘酒を冷やしたり冷凍して頂くのも簡単ですが、豆乳やヨーグルトを加えて冷やして飲んだり冷凍してスムージーにするのも一つの方法です。

そこにバナナやイチゴをのせて頂くのもひんやりデザートとして重宝です。

豆乳も栄養価の高いものですが、同じ発酵食品であるヨーグルトの乳酸菌と米麹菌でつくられた甘酒のダブル活菌で効果倍増です。

甘酒のレモン割り、レモンやゆずなどの柑橘系果汁は香りも良くさっぱりしているので、冷やして飲むと暑い日にはリフレッシュできます。

甘酒をベースにしてお好きなフルーツや野菜をミキサーにかけスムージーにすると子供でも喜びます。

甘いもの、バナナやきなこや豆乳、栄養一杯のアボガドも甘酒と合わせてミキサーにかけて頂くと美味しかったという報告があります。

酸っぱいもの、ベリー系も甘酒と共にミキサーにかけることで飲みやすくなります。甘酒の自然な甘さがそこに加わっています。

甘酒には、このように様々なフルーツや果物を調和する機能がありますが、料理の調味料としても活躍しています。砂糖代わりに使われたり、肉を柔らかくする効果はよく知られています。

煮物や卵焼き、魚にも使える万能添加物です。

夏に頂く甘酒の活用では、甘酒を温めチョコレートを溶かし、冷やして飲む方がいらっしゃいますが、これはコーヒーやココアでも応用できます。

季節に応じて子供たちにも勧められ、甘酒を利用して工夫するのも楽しいものです。

一つの例として、子供たちの嫌いな野菜を食べさせるのに甘酒を利用してください。

ここではカリフラワーの例を紹介しましょう。

カリフラワーを細切りにしてラップに包みレンジで3分間加熱します。

鍋に入れ、水と顆粒スープの素を入れ5分間加熱します。

ハンドミキサーでペースト状にして甘酒を入れ温めて塩コショウで味を調え器に盛ります。夏ですと冷やしておいて構いません。

その上に黒蜜をかけるのです。

嫌いな野菜は他にもあるでしょうが、作り方は同じです。

黒蜜を乗せてそこにフルーツを盛ると、豪華で健康的な食事に子供たちは喜ぶでしょう。

平安貴族が夏バテ防止に甘酒に牛乳を割って飲んでいたように、生活の知恵は現代にも生きています。

今年の夏は暑くなるといわれています。米麹甘酒あままは、皆さんの健康を守るお手伝いをしています。