2021/06/30 12:22


夏の挨拶で知られるお中元の季節が来ました。

元々は中国由来の道教の文化で、旧暦715日を「中元節」としてお供え物を配ることが起源で古来から行われてきていて、江戸時代には感謝の気持ちを伝える贈り物になって現代まで続いています。

現代では上半期の区切りにお世話になった人への贈り物となっています。

このお中元も負担に思い、若い人では関心も低くなっていますが、日頃伝えられない感謝の気持ちがお中元にはあります。

送る時期は首都圏では7月上旬から15日ごろまで、場合によっては6月下旬から715日までが想定されています。

それを過ぎると、立秋(88日か9)までが「暑中御見舞い」になり、立秋以降は「残暑お見舞い」です。

このお中元も、西日本では7月中旬から815のところも多いようです。

ちなみに年末に届けるお歳暮ですが、これは年の暮れに行われる「御霊祭」でお供え物として送られていたものです。

そのお歳暮も東日本が11月下旬から12月20日前後ですが、西日本では1213日から20日前後とお中元と同じように東日本と西日本では時期を違えています。


お中元の品物は熨斗紙(のしがみ)で包みます。

熨しにも決まりがあります。

慶事の贈り物なので紅白の色の五本結びを使います。もちろん印刷紙でも構いません。

熨しの包装は、品物に熨しをかけてから包装紙で包む「内のし」と、品物を包装紙で包んでから熨しをかける「外のし」がありますが、宅急便を使う時は熨しが破損しない「内のし」、直接手渡すときは「外のし」が一般的です。

喪中や忌中を心配する人もいますが、四十九日を過ぎた忌明けの時期には贈ることが出来ます。ただ、熨しは水引きがないものか熨しのない白地の紙を使います。


お中元やお歳暮は受け取る側もうれしいものですが、お中元は夏に合わせたもの、お歳暮は冬に適したものと送る側も頭を悩ませるものです。

なかには贈ることを避けるものもあることは知っておくべきです。

刃物や履物、衣類特に肌着や下着、ハンカチ(漢字で手巾=手切れと書き、縁を切るという意味)、櫛(=苦、し=死を連想させるといいます。)等いろいろあります。


お中元には気持ちを伝える大事な意味がありますが、何を贈るか悩むのが常です。季節に関係なく感謝と気持ちを伝える最適なものがあります。

感謝と家族の健康を願う思いのこもった贈り物に、米麹甘酒あままをお勧めします。

季節に関係なく毎日の健康を願う贈り物になるでしょう。

米麹甘酒あままは多くの人の健康に寄与したいと願っています。

お中元には最適な品物です。