2021/06/29 11:20


酒はカロリーがないからいくら飲んでも良いという人がいます。

それは違います。

酒にもカロリーはあります。

文部科学省では「食品成分データーベース」で

ビール1(355ml)の成分をアルコール14g、米糖質11~12g、エネルギー150kcal

ワイン小グラス(118ml) 90~100kcal  日本酒1200kcal

としています。

コンビニのおにぎり一個でも、170~180kcalあります。

糖質がないといわれるハイボール焼酎でもアルコール由来のカロリーがあるのです。

酒に含まれるアルコールには1g当たり7.1kcalのエネルギーがあります。

ここで知らなければならないのは、エネルギーとカロリーの違いです。

カロリーと、人間の体を動かすために必要な活動の源であるエネルギーの違いは実は同じなのです。

エネルギーとは熱量の事で、カロリーは熱量の単位です。

分かりづらいのですが、エネルギーを栄養学でカロリーという単位を使っているからです。

私達の体の代謝機能は糖質、脂肪、タンパク質という三大栄養素ですが、これをエネルギーに変えるのはビタミン、ミネラル、そして多くの酵素です。


大好きなお酒・アルコールも生活飲料・食生活の一部と考える必要があります。

酒はノンカロリー、つまみや酒後の大食いで太ったというのは大間違いです。

三食の栄養補給のバランスの中にアルコールも入っています。

摂取するものとエネルギー比率を推奨する厚生労働省は2015年に「日本人の食事摂取基準」を出し「エネルギー産生栄養バランス」の項目では、総エネルギー摂取量のタンパク質13~20%、脂肪20~30%、炭水化物50~65%を推奨しています。

日々の必要エネルギーkcalも男女年齢別に分けてあり、10歳から70歳以上までの参考値はホームぺージでも見られます。

男性 10歳児2250kcal30歳代2700kcal70歳以上2200kcal

女性 10歳児2100kcal 30歳代2050kcal70歳以上1750kcalです。

年齢、伸長、体重も考慮しなければならないのですが、ご自分の健康管理の目安にはなります。

先のカロリー計算を用いて、コロナ禍で太った方に減量計画の計算をしてみましょう。

脂肪1kgを消費するためには、1000g×9kcal(1g)=9000kcal

しかし人間の脂肪は「脂肪細胞」として蓄えられているので、8割は脂肪質ですが2割は水分等です。したがって800g×9kcal(1g)=7200calとなります。

一カ月で1kgの脂肪を減らすためには、7200÷30=240kcalとなります。

240kcalというのは、食べ物ではどら焼き一個、ビールでは中ジョッキ―1.2杯です。

運動では、ウォーキング50分、ジョギング27分程度でしょうか。

 

アルコールを甘く見てはいけません。

健康・健全な食生活にカロリー計算、エネルギーの事も考えて楽しいお酒生活を送ってください。


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