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2020/12/03 16:04

小説やお酒の話の中で、「江戸っ子の喉を潤した下り酒」という表現があります。

この下り酒という意味をよく聞かれます。

実は、お酒の歴史と物の流れでいえば「下り酒」と呼ばれたのは関西からのお酒です。


関西から関東へは、下ると表現されていました。

帝、御所のある京都から離れる事を下ると言っていたので、江戸へ輸送されるものは下りものと呼ばれていました。

今でも、電車では皇居のある東京へは上りと言いますね。東京から離れる電車は下りです。




江戸の時代では、近隣の酒に比べ関西のお酒に人気があり、特に摂泉十二郷で造られる酒は味も品質も良く、江戸でも評判でした。

将軍の御膳酒に指定された伊丹酒の「剣菱」も下り酒でした。

その後、港の傍にあり船の輸送に有利だった灘五郷の「灘の生一本」が幕末には7割を占めるまでになっていました。

現在は「生一本」は、「単一の製造場のみで醸造した純米酒」が「生一本」を表示することが出来ると国税局が定義しています。

なかでも、室町時代に登場した樽酒は保存と輸送に便利だったので、江戸で珍重された灘の酒も樽廻船で10日のうちに江戸に運ばれたので江戸っ子に好まれていました。

この樽酒は昭和の初期まで四斗樽で酒販店に出荷されていました。

薫りのあるのある酒樽も、現在では祝い事に限定されているようですが、枡酒で日本酒を好む方には根強い人気があるようです。



「単一の製造場のみで醸造した純米酒」

これはカヤマ醸造所の純米発泡濁酒かやま(スパークリングかやま)も当てはまります。

千葉県茂原市の酒蔵造られた純米酒となります。

是非ご賞味あれ!