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2020/11/19 14:51



コロナ過で巣ごもりの昨今、趣味も兼ねて俳句が流行っています。

俳句には季語が必要ですね。

桃の節句には白酒が飲まれます。ひな祭りなどに添えられますね。

この白酒は、焼酎やみりんなどを用いて時間をかけて作るもので、アルコール分も9%ほどあります。

桃の節句ですので、季語が春なのは納得です。


それでは、甘酒の季語はいつでしょうか。

奈良時代の山上憶良の歌(万葉集5)に、「寒くしあえば 堅塩を 取りつづろい糟湯酒 うち啜ろひて」という、寒い冬に糟湯酒(酒粕で造られた甘酒)をすするという表現があります。

冬に、温めた甘酒で暖を取るのは一般的で、お正月に神社に張られた露店では甘酒が売られています。寒い冬にはうってつけです。

寒い冬に暖を取る甘酒は、冬の季語のように感じられますがはたしてそうでしょうか。


米麹とお米を原料として速醸させたものを古くから一夜酒と呼んでいますが、これは夏に清酒を造れない酒造の副業としたもので、俳諧歳時記栞草では「一夜酒」を「六月」に分類されています。

江戸時代、夏に死者が多いので、幕府は健康飲料として甘酒を奨励しました。

この甘酒が夏の代表的な飲み物として定着したので、一夜酒同様に夏の季語として定着しました。

そこから俳諧では、夏の季語としての甘酒となったのです。

今では甘酒は年中飲める栄養剤となっていますすが、俳諧の辞書には夏の季語のままなんです。


ということで、甘酒は夏の季語となりますので俳句をしたためる時に是非お忘れなく~。