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2020/11/03 17:55
「酒は百薬の長」とは、紀元前の歴史書「漢書」にかかれている言葉です。
江戸時代の儒学者貝原益軒の「養生訓」にも「酒は天下の微禄なり。
少し飲めば陽気を助け,血気をやわらげ、食気をめぐらし、愁いを去り、興を発して,甚だ人に益あり。」と、絶賛しています。
「医学の父」と呼ばれる古代ギリシャのヒポクラテスも「ワインは最も有益な薬。」とまで言っています。
ただ、飲み過ぎは反対の効果を引き起こし、酔っ払いの醜態を見る人には嫌悪感を与え、飲み過ぎでは二日酔いで苦しむこととなります。
そんな経験を持つ人も多いと思います。
貝原益軒も「多く飲めば、又人をよく害すること、酒に過ぎたるものなし。」と、念を押してます。
何事も適量が最高の効果を発揮するものです。
ちなみに、100歳以上で元気な方の約6割は、毎日「適量の」お酒をたしなんでいるとの事です。
また、総死亡率では、日本酒3合までの飲酒の習慣がある人は死亡率が低下し、4合を超えて飲酒人は増加するというデーターも出ています。
日本酒に含まれるアミノ酸やグルタミン酸の効果で血栓を作る血小板の増加を抑える事で、日本人に多い脳血栓のリスクを低下させることが報告されています。
また、心臓病、癌、糖尿病、肝硬変などのリスクが低いことも100万人の疫学調査で明らかになっています。
酒の効果は、特に多いアミノ酸での疲労回復、アミノ酸の持つグリシン等による胃液と膵液の分泌を促す事での食欲増進、グルタミン酸は胃や腸菅、肝臓を守りアルコールの代謝を高め脳の機能も高めます。
また日本酒は、血液中のHDLコレステロール(善玉コレステロール)の増加を促し、抹消血管・血行改善で女性の冷え性にも効く事が知られています。
女性ホルモンのエストロゲン値を高め骨粗鬆症の罹患を低めると同時に、骨中ミネラル濃度を高める事で骨が丈夫になったとの報告があります。
またアメリカでの研究では、適度の飲酒は学習機能や推理力が向上したとの報告もあり、平均年齢74歳2万人で行われた認知機能テストにも効果がある事が報告されています。
このように、適量のお酒は体に害ではないということがわかりますね。
ただし、飲みすぎは様々な病気を引き起こします。飲みすぎないようにご注意ください。
カヤマ醸造所で作る純米発泡濁酒かやま(スパークリングかやま)は、栄養価の高い醪を残した濁酒となります。
あなたのご家庭でも一度お試しください。