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2020/09/21 16:55
お酒売り場で、辛口という表示のお酒がありましたが、お酒にも甘口・辛口があるのですかという質問をよく聞きます。
実は、甘い辛いは難しく…
糖分が多いお酒は甘さが分かりますが、辛いのは甘くないということなのです。
お酒に獅子唐が入っているので辛い!というわけではないんです。
甘くないから辛いというのがお酒の味わい方なのですね!
お酒の甘口・辛口の比較は日本酒度に依ります。
水と日本酒の比重で糖分の重さをはかるのですが、マイナスの度数が高いと糖分が多くプラスの度数が高いと糖分が少ないとなります。
日本酒度は、大体プラス10度からマイナス10度の間です。
舌で感じるのは甘みですが、酸味があると甘みは薄れ酸味が多いと甘みを感じなくなります。
甘みを提供する同じブドウ糖でもグルコースは甘く感じるのですが、オリゴ酸ではそれほどの甘みはありません。
そこで、酒造業界では甘辛の指標をグルコースから酸味を引いた値で甘辛度を出しています。
度数を出してもお酒を飲む人には理解できません。そこで業界では、こんな指針を出しています。
酸度が高く日本酒度が低いと濃醇甘口、酸度が高く日本酒度が高いと濃醇辛口、
酸度が低く日本酒度が低いと淡麗甘口、酸度が低く日本酒度が高いと端麗辛口。
お酒のラベル表示で、そのお酒の性格が分かるのは面白いですね。
ちなみに、私の飲んでいるお酒(清酒)の表示は「辛口」で
日本酒度+4、酸度1.4と表示されていました。
ちなみにこのお酒では、のみごろ温度45°になっていましたので、適度なおかんが飲み頃ということですね。
ちなみにかやま酒蔵の純米発泡濁酒かやま(スパークリングかやま)は、清酒ではなく濁酒ですのでもろみが沢山入っていて
天然の甘味が強いお酒となります。
しかし天然のスパークリングによる爽やかな飲み口により甘口が苦手な方にも好まれております!
是非純米発泡濁酒かやま(スパークリングかやま)をお試しください。