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2020/08/13 11:23
世間に出ている商品には賞味期限と消費期限表示が義務づけられています。
実はお酒やビール、ワインには賞味期限、消費期限は表示されていません。
あるのは酒造年月日だけです。
専門家に言わせると、新酒はフレッシュで美味しいが荒い、年代を置くと深味が出てくるというのです。
5年10年の古酒、熟成酒が好みの人もいます。
紹興酒でも古酒は高くておいしいですよね。
日本酒でも、「日本酒百年貯蔵プロジェクト」という試みが東京都北区滝野川の地下貯蔵庫で進められているのです。
ちなみに新酒とは、酒造業界では7月1日から翌年6月30日までに出荷されたものです。
明治時代には、酒税が日清・日露戦争の戦費の要であったためお酒が出来た時に徴税されたので出来て直ぐ出荷されたのですが、現在では瓶に入れ出荷される時が製造年月日となりす。
したがって製造年月日(Brewery Year)2BYもしくはBY2とあるのは、令和2年製造(令和2年7月1日から令和3年6月30日)という事です。
それでは、お酒は防腐剤入れないのですかという問いがありますが、日本酒は製造後と瓶詰めの時2度火入れをして腐敗を防いでいます。
防腐剤を入れるのはワインです。ワインは酸化防腐剤を添付しないと酸化が進み雑菌が繁殖してしまうので法律で義務付けされています。
日本酒の知恵というのは奥深いですね。
カヤマ醸造所の純米発泡濁酒かやま(スパークリングかやま)も出荷前に1回火入れをしています!
なので生酒ではないですが、1回の火入れのため清酒と異なり味に変化が生れてしまいますので(発酵が進む)
冷蔵保管の上でお早めにお飲みください!