- TOP
- BLOG
2020/08/07 11:30
世界史の中では、有史以前からアルコールは飲まれていました。
一万四千年前の蜂蜜酒が最古との記録もあります。
人類はアルコール好きなのでしょうか。お酒が好きな人もおり、嫌いな人もいるのに。
酒を造り、お酒が好きなお猿さんもいると聞きます。
日本のお酒も、お米を作り始めた有史以前から、お米を通してお酒が造られていたと思われます。
今飲まれているお酒=清酒も、中世以降、どぶろくである醪を漉いて清酒にした歴史を考えると、まだまだ最近の部類に入るのかもしれません。
もともとお酒は神事に用いられていたようです。
北海道の先住民族アイヌではお酒は、アイヌ語でカムイワッカと呼ばれ「神の水」という意味です。
このどぶろくですが、地酒として世界中のお酒と一緒に眺めて比べるのも面白いかもしれません。
そうそう、韓国にはマッコリがあります。
このお酒はお米を用いますが、ほかにもち米、麦、あわ、じゃがいもも原料にして、地方によって作り方が違うようですが長い歴史を持っています。
どぶろくの度数は14~17度ですが、マッコリは6~8度、中には3度ほどのマッコリもあるそうです。
フィリッピンのルソン島北部のイロクノ族の酒にバシがありますが、これはサトウキビから作ったワインに近いお酒です。
また、ヤシの樹液から作る醸造酒ロトウバ(ヤシ酒)も有名です。
ロシアでは、ウォッカが有名ですが、元々はワインや密酒を飲んでいたようです。そのウォッカはジャガイモから造られます。
ちなみにロシア人の40%はお酒を飲まないそうです。
ロシアの古い習慣としては、パンを発酵させて作る微炭酸のアルコールが伝統的な飲み物です。家庭でも作られており、夏に冷やして飲むのが一般的な飲み方です。
東南アジアやアフリカの暑い地域ではヤシ酒が一般的です。ヤシの樹液をそのまま放置しておくと自然に発行してヤシ酒になります。
ナツメヤシやブドウ等糖度の高い果実を醗酵させて造った酒がイスラム圏で広く飲まれています。
ペルーやボリビアでは古くから飲まれているのがチチャ。トウモロコシから造られます。
これはトウモロコシの粉を発酵させた発酵飲料で酸味があります。
ピスコもブドウ果汁を原料とした蒸留酒です。度数は40度以上もあります。
ネパールには韓国のマッコリに似たチャンという地酒があります。また、アイラノラクシという蒸留酒もあり、素材はお米ですが、香りづけにブドウや色々なスパイスを入れて飲みます。
また地酒としてトウンバがあります。これは発酵させたキビの実を熱湯を注いで飲みます。
地元の酒場で飲めるそうです。
フランスのワイン、ドイツのビール、世界を見渡すと色々なアルコール文化、地酒で彩られています。
このように世界中の人々が長い間、お酒・アルコールと付き合ってきました。
それはまた、長い時間をかけた人類の発酵文化との付き合いでもあるのですね。
日本の古酒ともいわれる濁酒を是非お楽しみください!
かやま酒蔵の純米発泡濁酒かやま(スパークリングかやま)は、米から作られ天然の発泡が特徴の濁酒です。
是非一度お試しあれ♪