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2020/06/25 17:48
江戸町民の粋な食生活を見てみましょう。
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そば屋に入ると「ざる一枚お燗付きで」という言葉が飛び交います。
これはそばが出てくるまでの待ち時間にお酒を一杯飲むことで「そば前」といいます。
当時は、そばは「挽きたて、打ちたて、茹でたて」が当たり前で出来上がるのに時間がかかります。その待ち時間に一杯お酒を飲むのです。そば屋の酒の肴は日本酒と合う出し巻き卵、板わさ、焼き海苔、そば味噌など直ぐできる肴です。酒を飲み終えたら出てきたそばをのどに流してすぐに出る。これが江戸の粋です。
短気で粋な江戸人には、生活のどこかに酒が付いてまわるのですね。
酒を飲めない庶民は甘酒ですね。それも粋ですよ。